言語を変えるボットン


娘rrespondence
言語 - 音楽 - 文
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David G. Hebert
Eric Van Hove
DJ Kenji Williams
鶴山欣也 (Butoh)




Description :

2003年 2月15日 七時から、 東京学芸大学(JR中央線国分寺駅徒歩10分)
芸術館ホール)
ペルフォルマンスプランは ここ
地図はここ
東京学芸大学芸術ホール






オペラ・・・娘rrespondence

これは一通の手紙から始まった。
東京に住み始めたEric Van Hove の目には日本人が感じることのない「日本」が見えた。
東京で出会った日本とヨーロッパの文化が、彼を虜にした。
歴然とした文化の違い、またそこから芽生えた「日本」が語りかける興味。
そのすべてを手紙に託し、そしてその一つひとつから音楽が生まれた。

ことばと音楽、伝統と近未来、英語・仏語・日本語が巧妙に掛け合わせた世界を音で読み目で感じる。  

数ある中から10枚の詩を選んだ。
そこからできた曲が10種類になった。
書いた詩は手紙に載せて海外の友達や家族に送られていた。
英語の「correspondence」とは手紙を送って送り返す「手紙のやりとり」のことである。
日本語の「娘」という字を「こ」と呼び、「correspondence」と掛け合わせた。
このテーマが象徴するように言語、文化、時代が絡み合うからこそ創り出された世界を「娘rrespondence]が打ち出す。

作曲を手がけたDavid G. Hebertの作品は、ラヴェル・モーリスやバーバー・サミュエルの息吹を感じさせ、そこに加わるDJ Kenji Williamsのエレクトロニカルパフォーマンスが、奇抜にオペラを飾り立てる。
音楽と視覚、その相反するかのような組み合わせを見事に取り入れる。
これがダイナミックな映像の醍醐味であり、音楽、文字が織り成す幻想がことばをこえ、舞台と客席が一体となる演出をする。
そして舞踏ダンサー鶴山欣也が、このオペラの表現を最大に引き出す生身のパフォーマンスを行う。

このオペラは東京学芸大学音楽学部に在籍する前途有望な10名の演奏家によるものである



2月15日(2003)のパフォーマンスの写真 :

        (取ってください)




プロフィール:

エリック ヴァン ホーヴ 詩、美術
ベルギー人。アフリカ出身、ブリュッセルの現代芸術大学の卒業生。彫刻家、詩人。
多くの作品は美術館等に出展されている。東京学芸大学の文部科学省国費研究生。

デイヴィッド エベーア 作曲、指揮
シアトル出身、ワシントン大学音楽学院博士課程在籍。これまでに作曲した作品はラジオやテレビで放送された。
米国と日本の中学・高校・大学で音楽の講義を担当し経歴がある。東京学芸大学国費研究生。


パフォーマー :

ケンジ ウィリアムズ、ヴァイオリニスト、DJ
ケンジ・ウィリアムズはヴァイオリニスト、音楽プロデューサー、そして映画制作者として、現在数多くのプロジェクトに参加している。7歳からクラシック・ヴァイオリンのトレーニングを受け、クラシカル・パフォーマンスからエレクトロニック・ミュージック、映画のサウンドトラックの制作まで幅広い音楽活動を行ってきた。トライバル・トランス・グループMedicine Drumのワールド・ツ アーに ヴァイオりニストとして参加してきただけでなく、彼自身のトランシー・テック・ハウス、ダウンテンポ・ダブのソロ・プロ ジェクトABA Structureは、すでにJohn Digweed のコンピレーション “Bedrock” でのトラックから Plastic City Americasでの最新のリリースまで数枚のEPを リリースしている。
また今年10月の Innovative Music Festivalに出演するTower InteractiveのVeronika Sandorのフル・アルバム をプロデュースしている。最新作としてVision Questから リリース予定の コンピレーションを担当。ライブ・セットではMacとヴァイオリンが奏でるエレクトロニクスとオーガニックの美しい融合を見ることができる。

鶴山欣也 , 舞踏ダンサー
92年大艦在籍中より鶴山欣也自身のプロジェクト『若衆』を活動させる。95年渡独、ベルリンを中心に活動している舞踏集団『例えばダンスグロテスク』と共にヨーロッパ中を公演、公演やワークショップの助手として参加。96年ドイツ国立劇場STATSOPERA於いてモーリス・ベジャール作品「コンクール」に審査員役として出演。97年公開ピーター・グリーナウェイ映画「枕草子」にメッセンジャー役として出演。
スフィアメックス、サンフランシスコ舞踏フェスティバルに招待参加(98)。若衆「おととご」公演('99)、ロンドン、ビルバオ('99)、トリノの『フェスティバルデッレロッケ』招待参加('99)、東京ダンスセレクション('99)、Japan Society (NY. '00)、若衆公演とワークショップ('00, Cuba + Mexico City)、Lilian Baylis Theatre (London, 01)、若衆公演とワークショッププロジェクト('02, Mexico City)等活躍中。


音楽家 :

Soprano soloist (voice): Kana YAMAZAKI

Tenor soloist (voice): Sohei SHIBUYA

Assistant Director/Cello: Matthew ROBEY

Flute: Rie IWATSUKI

Oboe: Yasuyuki WATANABE

Clarinet: Mariko KIUCHI

Euphonium: Yuya MURAMATSU

Trombone: Makoto KANEKAWA

Tuba: Yasutaka TONOIKE

Piano: Mihoko NAGAI

Percussion: Harumi YASUNAGA


日本語の翻訳 :

高野勢子 :  フランス語通訳、翻訳者。


写真とビデオのドクメント :

Cesar DIAZ (1973-?) 写真家、映像作家、記号学者
コロンビア ボゴタ生まれ。
ハベリアナのポンティフィシア大学で視聴覚コミュニケーションについて学ぶ。4年間、この大学で静止画像の記号学について教える一方、基本的にフリーの立場で、(言いかえるとほとんどの時間無償で)独立系の、売上よりも伝えることを大切にした超低予算のビデオやフィルム、ラジオのプロジェクトに夢中になる。
スタッフへのコーヒー、ベビーシッター、写真、映像撮影、照明、編集、何でもあり。
日本では、2004年の映像製作の修士課程に入学するため、文部省の奨学生として日本大学で日本語を学んでいる。満足いく作品を得るためには何度も撮影する。3人称で書くのが嫌い。


映像と映写のコーディネーター :

ohno MASATO / 大野 正人
阿佐ヶ谷美術専門学校卒業後、VJ kinokoとしてVJ活動開始。
現在、VJグループ b.p.f(旧 Biogon pictures)に所属、活動中。
またフリーのWEBのデザイナーとしても活躍中。








Performance Plan :

I. letter to
Olivier Foulon :
"Latin languages, languages of merchants"
(Eric Van Hove read in French)

II. letter to Isabelle Mairiaux :
"a region at the foot of Mt. Fuji, beside a lake"
(Sung in English by SHIBUYA Sohei - Tenor)

III. letter to Michel Assenmaker :
"twisted, swollen: it is a woman's foot"
(Read in English over Hebert/Williams duet, with dance by Kinya Tsuruyama)

IV. letter to Dominique Thirion :
"they do more than rest"
(Sung in English by YAMAZAKI Kana - Soprano)

V. letter to Pierre Culot :
"there are a lot of earthquakes here, as you know"
(Sung in English by YAMAZAKI Kana - Soprano)

VI. letter to Michel Assenmaker :
"being suddenly so far from truth"
(Read in English over music)

VII. letter to Olivier Foulon :
"the Temple of Ogamiyama, at the edge of an endless path of moist steps"
(Sung in English by SHIBUYA Sohei - Tenor)

VIII. letter to Michel Assenmaker :
"into its island, onto its natives"
(Read in Japanese by Ochi CHIHIRO with performance by Kenji Williams)

IX. letter to Olivier Foulon :
"  but  "
(Eric Van Hove read in French over orchestral/electronic music)

X. letter to Pierre Culot :
"and violate, is it not to whither the possibility to again offend beauty?"
(Sung in English by YAMAZAKI Kana - Soprano, and SHIBUYA Sohei - Tenor)








How to get there :

The hall is located inside the Tokyo Gakugei University campus, which is located in the western suburbs of Tokyo.
From JR Shinjuku station, please take the JR Chuo line (rapid service) and get off at the JR Musashi-Koganei Station (recommended) or at the Kokubunji Station.

From the JR Musashi-Koganei Stn. :
By Bus : Please go out from North-Exit of Stn. , and take KEIO-Bus from Track No.5 bound for "Kodaira-Danchi".
It costs 170-Yen (You will pay bus fare when you get off). Please get off at "Gakugei Daigaku"(It will take 5 min.), and it takes 2 min. walking from the bus stop to the Performing Arts Hall. We think that is the easiest way to get there.
By taxi : Please go out from North-Exit of Stn. , and you can find a taxi stand easily. But it's best to go from Kokubunji Stn. when you use a taxi.

Maps :

From the JR Shinjuku station to the JR Musashi-Koganei Stn. :












From the JR Musashi-Koganei Stn. to the Tokyo Gakugei University Hall :